|
@頭痛の種類は問診が鍵。 |
頭痛の種類にはいろいろあります。偏頭痛や筋緊張性頭痛や群発性頭痛など。他にも病気による頭痛もあります。それらの頭痛はそれぞれに特徴があり、問診で頭痛がどのような頭痛なのかをよく聞くことが重要です。種類の特定を間違えると治らなかったり、悪化することもあります。 |
|
A偏頭痛と思っても筋緊張性頭痛のことが多い。 |
症状は何ですか?と初めに聞くと偏頭痛ですと答える患者さんが多いです。しかし、問診や検査を進めると多くの場合が首や肩の筋肉の緊張からの頭痛であることが多いです。偏頭痛は閃輝暗点(せんきあんてん)と言って、目の前が暗い中に光が見えたり、視野欠けたり、チョコレートなどの食べ物や光、音などの刺激で頭痛が発症するなどいくつかの特徴があります。この場合は、単に筋肉の緊張を和らげる治療をしてしまうと、逆に悪化することも良くあります。 |
|
B危険な頭痛には兆候がある。 |
頭痛にはすぐに病院に行くべきものがあります。例えば、突然殴られたような頭痛、物が二重に見える、麻痺や痺れが同時に起こった、ろれつが回らない、意識障害、痛みが日に日に強くなる、高熱を伴うなどです。これらの兆候がある場合は自分の判断で様子を見るのはやめましょう。 |
|
C栄養素とストレスも重要。 |
カイロプラクティックの治療で多くの頭痛が改善しています。上記のような病気のもの以外は大抵良くなりますが、時々頭部だけでなく身体全身の問題である場合があります。それは栄養不足の問題です。不足すると頭痛を起こす栄養は鉄分です。つまり貧血症状がある場合です。しかし、健康診断などでは異常なしと出る方も多く、隠れた貧血症状の方も多くいらっしゃいます。
また、ストレスも頭痛を起こす引き金となります。身体にあまり異常が見られないのに頭痛が良くならない場合などによく話を聞くと、仕事のストレスや身内の不幸、恋人との別れなどが元で頭痛が起こることもあります。ストレスと栄養障害が重なることもしばしば。ストレスはビタミンCを消費しますので、鉄分の吸収に必要なビタミンCが奪われて、鉄分不足を招くということも起こり得ます。
これらの場合は、カイロプラクティック治療で身体を改善し、栄養やストレスの除去をアドバイスしていきます。 |