骨盤矯正という言葉もすっかりお馴染になったかと思いますが、実際何を何のために矯正するのかわかりますか?
骨盤が歪んでると言われたので矯正した方がいいですよね?という患者さんがとても多いですが、やはりその中には何故?ということが抜けているようです。
テレビなどでも骨盤矯正の話はよくしているのですが、実際わかるようなわからないような話が多いですね。
骨盤というのは上に背骨が乗っていて、ふたつの脚に重心が分かれる中継地点なので生体力学的には大事だというのは確かでしょう。ただ、これだけではあまりにも単純で人間の体をまるでロボットのように捉えてると感じませんか?
骨盤には大きな二つの関節があって、他には背骨との間の関節(腰仙関節)、脚との間の関節(股関節)、前方の恥骨結合があり、これらをつなぐ靭帯や細かい組織、小さな筋肉などが存在します。そして骨盤から背中や肩の方まであるいは足から骨盤へとつながる大きな筋肉などがあり、これらが複雑にバランスを取り合っているのです。一言に歪みと言っても完全に奇麗なまっすぐの状態はあまりないことが想像できると思います。
大事なことはこれらのバランスが狂うことで、どこにどんな影響が起こっているのかです。
簡単に言うと歪みを治すために矯正するのではなくて、影響を起こしているバランスの狂いを治すために矯正するということです。
カイロプラクティックではそういった複雑で微妙な骨盤を含めた身体のバランスを検査の中から評価して施術につなげていきます。
難しい話は・・・という方もいらっしゃると思います。実際に体験してみれば多くの発見があるでしょう。自分の体の不思議を知るときっと楽しいですよ。。。
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